統計解析に使うデータの種類(名義尺度・順序尺度…)を理解しましょう
以前もご紹介したかもしれませんが、これから解析しなきゃならない~という人に。
統計解析に使うデータの種類、一覧にしました。
解析するにあたって区別がちゃんとついていてほしいのは、解析に使うデータが名義尺度か順序尺度か量的データかです。
間隔か比例かは、私がこれまで扱った中での経験上…別にそこまで大事じゃないです。→この2つを区別しなければならない研究には出会う機会がなかったですねえ。
統計はじめましてという本には必ず最初のほうに尺度の種類やデータの分布といった内容が書いてありますよね。
操作方法を知りたいのよという時には、ここ読み飛ばしてしまう方も多いかと思うのです。
でも、、ぜひともがんばって読み飛ばさず頭に入れていただきたいのです。
たとえば、解析ソフトの操作方法がわかっても「自分のデータはこの種類のデータ」というのがわかっていないと、適した検定方法を選べません。
検定は一つの目的に対して一個これってものがあるわけではなく、データを見る方向性・考え方によってもいろんな検定が使えます。
で、そのいろんな検定は、こういうデータには使える・または使えないという条件があるのですよね。
「使えない」というのは、正しくは、「正確に調べることができない(=誤った解析結果が出る場合がある)」ということを意味します。
そんなわけで、ご自分が解析するデータの種類はしっかり理解できるようになりましょう。
なお、質的データ・量的データは「質的研究」「量的研究」とはちがいますよ~。混乱しますよね。。