論文・学会用グラフの適切な描き方・見せかた
お盆明け、夏休み明けのゼミや研究室での進捗報告会を控えているあなた。
投稿論文、学会用の図表に苦戦しているあなた。
グラフの描き方って案外教わるところありませんよね。
投稿論文でしたら、投稿先によってルールがあったりもしますが、どこに行っても・どの用途でもとりあえずはこれで通じる「キホン」をお伝えしましょう。
今回は折れ線グラフ。
さて作図のポイントですが、絵を見ていただいてそのまんまです!
- 背景は白塗り・補助線消し
- 枠線消し・グラフ内の囲み線はつけて
- 補助目盛は内側に
- 軸の桁数・桁区切り・単位要注意
- タイトルの位置はグラフ(図)なら図の下、表なら上
- 折れ線グラフならエラーバー(標準偏差または標準誤差)つける
- 軸の最大値・最小値はほどほどに調整
- グラフの色はデフォルトでグレーになっている場合が多いが黒にする
などなど。
ちなみに「キホン」とか言っちゃいましたが、あくまでも、アカデミックの人たちの中での「グラフはこう作るよ文化」と思っていただければよろしいと思います。
例えばビジネスでのプレゼン資料に、アカデミックの文化で作ったグラフは全く適しませんのでね。
それから、解析ソフトで作図したグラフや、既存の資料に掲載されているグラフなど、そのまま使いたい場合も多いかと思います。
でもそれはぜひ避けてください。
単純に、かっこわるいのと見にくいのと、必要な情報が入っていない場合が多いからです。
面倒でも、Excelで作りましょうね。