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研究目的、目標、仮説の使い分け

 こんにちは。本日は、

投稿論文の添削:解析データのチェック=9:1

こんなかんじの日です。

何本か原稿を拝見してちょっと気になったので、目標と目的についてお話しします。

 

背景から研究目的への流れは、

  1. 社会的課題があった(少子高齢化とか教育の問題とか?)
  2. 特にこれに着目するとこんな問題が!
  3. 社会活動ではこんなアプローチで解決の取り組みがあるが、学術的にはこんな状況だ
  4. でもこの部分についてもっと調査しなければ。ここを解決すればこんな目標に近づけるしこんな意義があるんじゃない?
  5. そこで、この研究では~~~を目的にした
  6. この目的を検証するために「~~~」を仮説に立てて調査した。※仮説検証型の場合です

こんなかんじで、1~6の流れで枠を作ると読みやすいんですよね。で、ポイントは、

「目標」は4

「目的」は5

と、それぞれ使い分けが必要であるということです。

一般的な定義は調べていませんが、研究で使う場合は、「目標」は「この研究では到達できないけど、この研究をすることで目指したい」こと、「目的」は「この研究で確実に明らかにしたい(明らかにできなくとも検証したい)」ことです。

「~を目標に」ではなく「~を目指して」でもいいと思います。

そして順序にも注意

多くの論文を見てきましたが、目標のあとに目的がくるほうが読みやすいです。

目的のあとに、「この研究は~~~に意義があり~~を目指している」といった記述をされる方もいらっしゃいますが、この順序ですと、研究目的に向かって徐々に絞られてきた焦点が一気に広がってしまうので、どうも頭に入らない(私はね)。

それからついでに仮説。

仮説は、統計解析を必要とする論文の多くが仮説検証型ではないでしょうか。

「こうだと思う・こういう疑問がある⇒分析して検証する!」

⇒こういう論文は仮説があるとものすごく読みやすいです。

なくてもいいんですけどね、でもあると読みやすさが全然違うんですよね。

仮説は目的よりももっと具体的。

分析した結果を想像して、「AはBに影響する」→これが仮説です。

目的は、「Bへの影響要因を検討すること」この程度でいいでしょ。

仮説は目的の後に書きましょう。

「本研究では~~~を目的に、「~~~~」を仮説に立て検証した。」

これでOKです。

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