卒論・修論終盤の皆様へ。論文の基本的な書き方・構成・ストーリー

「あとは書くだけ!でもその書き方に自信がない」方へ。

論文の基本的な構成です。

以前もこのスライド出しましたが、今まさに必要な時期でしょう!?ということで今一度!!

まずはこの構成に従って、箇条書きでいいので研究全体を整理して書き出すこと。

何を調べたくてどんな調査をしてどんなデータを集めてどんな分析をして、分析したらどんな結果がでてどう解釈できてどう考えられ、結局何がわかったのか。

 

論文は考察が肝だという研究者もいれば、結果が全てという研究者もいます。

それは研究の内容にもよりますが、共通して言えるのは、記述した研究の結果をある切り口から考えると決めたとき、それは著者自身の想像で書くことが大事なのではなく、だれでも同じように「考えられる」ことであるべきということ。

オリジナリティを出したい部分はあくまでも「研究デザイン」であることだと私は思います。

研究デザインはもう研究計画の時点で決まることですので、卒論・修論終盤のみなさんはすでにそこは通過されているはず!

あとは「書くだけ」状態なのであれば、論文なんて「報告書だ」くらいに思ってコツコツ地道に穴埋めしましょう。

 

ちなみにご注意。

考察でいろいろ調べて語っているうちに横道に反れて、当初ゴールしたかったこと(研究目的)と違うことを主張したくなっちゃった結論、けっこうよく見かけます。

これはですねーーーだめです!

言いたくなっちゃってもだめです!!

反れちゃった部分は、だいたいが論理の飛躍か今後の研究課題でしょということが多いので、一度冷静になって研究のストーリーを確認しましょう。

では皆さんがんばってくださいね!!!